TOPIKの勉強を始めたけど、長文が難しくて読めないよ~
韓国語学習をされている方の多くが挑戦したい、挑戦したことがある試験ではないでしょうか。
試験時間も長く、問題数も多く、問題の難易度も高いTOPIKⅡの試験。
今回TOPIK6級に合格することができたため、私が実際にしていたTOPIK読解問題の対策方法をシェアしたいと思います。
ちなみに、近い将来口頭試験も追加されるといううわさをよく聞くので、TOPIKの資格を取りたい方は今がチャンスです!
初めてTOPIKⅡを受検した際に使用していた教材や勉強方法はこちらの記事で紹介していますので、はじめて受検するという方はぜひこちらもチェックしてみてください。
この記事でわかること
✓TOPIK6級合格に向けてした勉強法
✓使用した教材
✓TOPIKを受検して気付いたこと
✓6級に合格したいならばしたほうがいいこと
筆者momoの韓国語の経歴
2020年4月 韓国語学習を独学でスタート
2020年10月 キョンヒ大学オンライン留学
2020年11月 ハン検4級合格
2021年4月 TOPIK初受験、2級合格
合格後中級の学習スタート
2021年7月 TOPIK5級合格
2023年10月 TOPIK6級合格(2年ぶりの受検)
TOPIKってなに?
TOPIKってどんな試験?
みなさんTOPIKをご存じですか?
韓国語能力試験は、韓国における大学や企業が唯一採択する韓国語(ハングル)資格試験です。試験結果は、大学の教育課程の運営、奨学金支給、留学や就職など幅広く活用されており、世界97ヶ国での韓国語学習者が受験しております。
主催(韓国政府): 大韓民国教育部・国立国際教育院
韓国語能力試験 試験概要 | 韓国教育財団 (kref.or.jp)
主管 : 駐日本国大韓民国大使館
主催が韓国政府なんだね!
韓国政府が主催しており、全世界で受けられている韓国語の能力を図る試験です。
英語で例えると
TOPIK → TOEIC、TOEFL
ハン検 → 英検
TOPIKのレベル
レベルは6段階でこの記事では、TOPIKⅡを受検した際の読解対策についてお話をします。
日本の検定とは異なり、6級が最上級になります。
様々な内容について理解することができると同時に語彙力も豊富であることが求められます。
また、中上級のTOPIKⅡでは、筆記試験が追加され、独学での対策では一番難易度の高い試験項目だと思います。
対策するうえで気付いたこと
今回、TOPIK6級合格のために試験勉強をしている中で気が付いた点があります。
それは、
単語帳がすべてではない!
ということです。
それって当たり前じゃない?
私自身でもよくわかっているつもりでしたが、勉強を進めると、「単語帳を完璧に覚えること」にとらわれていた気がします・・・。
TOPIK試験対策で、もちろん単語帳を使用していますし、使用されている方は多いと思います。
これがすべてではないとわかっているつもりでしたが、単語帳を進めていくうちに「この単語帳を完璧に覚える!」ということに意識が走っていました。
単語帳は確かに効率よく主要単語を学ぶことができるため、非常に有効だと思います。
しかし、「単語は単語帳で勉強しているから・・・」という思考だと、過去問を解く際や本番の試験でわからない単語が続出・・・ということになりかねません。
じゃあ、どうやって単語の勉強したらいいの?
単語帳はいらないってこと?
単語帳は使用していいと思います。
ですが、「単語帳がすべて」ではないことをしっかり頭に入れておいてください。
詳しい勉強法は次の部分で紹介しますね。
使った教材と勉強法
私が対策する中で使用した教材等をご紹介します。
単語
単語帳
TOPIKの学習を始めたときから、私は同じ単語帳を使い続けていて、今回の受検でも同じものを使用しました。
おすすめ度 | ★★★★★ |
メリット | ・レベル相応の例文がある ・音声DLができる ・各セクションごとにテストができる |
デメリット | ・これだけではTOPIKⅡの単語すべてはカバーできない |
私の中級単語の勉強法は
・見て意味が分かるようにする
・何周もする
・チェック欄がすべて埋まった単語が出てきたら、まだチェックが埋まっていない単語に付箋をつける
・単元末のテストで、日→韓ができるか、書けるか確認する
※作文もあるので、日→韓で書けるようになると良いです。
・大体覚えたらA、B、Cを1日ずつ全部の単語をチェックする
おすすめ度 | ★★★★★ |
メリット | ・例文が長文になっている ・音声DLができる ・各セクションごとにテストができる |
デメリット | ・これだけではTOPIKⅡの単語すべてはカバーできない |
私の高級単語の勉強法は
・見て意味が分かるようにする
・何周もする
・チェック欄がすべて埋まった単語が出てきたら、まだチェックが埋まっていない単語に付箋をつける
・大体覚えたら本を大体3分割して回す
結局単語帳で勉強するの?
単語帳の単語は基本になってくる部分だと思ったので、勉強しました。
ですが、過去問や練習問題を解く中で、単語力が全然足りていないと気付いたので、途中から単語帳に割く時間を減らしました。
単語帳を使わない単語学習
単語帳を使わないってどうやって勉強したの?
とにかく、練習問題や過去問に出てくるわからない単語を片っ端から覚えました。
ええ!果てしなくない???
単語帳を完璧にしたはずなのに、過去問などを解くとわからない単語がたくさんあって推測しながら読んでいることに気が付きました。
推測することは、とても大切な力だと思いますが、長い試験時間、長い文章、多い問題・・・その時間を推測しながら進めるのは意外とストレスになるものです。
そこで、問題を解くうえで推測もできなかったような単語はすべてノートにまとめて覚えるようにしました。
これをするだけで、知っている単語がグンと増えて、楽に読める文章が増えました。
試験までまだまだ時間がある方は、ぜひ、単語帳よりも過去問などに出てきた単語を優先して覚えてみてください。
これだけで6級への扉が見えてくると思います。
読解
読解に使用したのは2つになります。
おすすめ度 | ★★★★☆ |
メリット | ・模擬試験が4回分ある ・解説や日本語訳があってわかりやすい ・重要な文法がまとまっている |
デメリット | ・難しいので、ある程度韓国語力が必要 ・リスニングの難易度が高い |
この教材はずっと使っていて、今回も少し使用しました。
模擬試験がある点や日本語での解説があり、勉強しやすいです。
ただリスニング問題は難易度が高いと思うので、あまりお勧めできません。
日本語で勉強したい、日本の教材を使いたいという方にお勧めです。
おすすめ度 | ★★★★★ |
メリット | ・韓国語を読むトレーニングになる ・解き方のポイントがわかる ・音声がYouTubeで聞ける ・重要な単語がまとまっていたり、言い換えが載っていて勉強しやすい ・問題のキーワードなどが載っている ・各級ごとでわかれていて、どこまで対策をするべきかがわかる |
デメリット | ・韓国語力が必要 ・リスニングの難易度が高い ・模擬試験は別で購入の必要あり |
韓国で出版されている合格レシピというTOPIK対策の教材です。
韓国語を学習している方の中では有名で、使用している方も多いかもしれません。
問題のキーワードや解き方のポイント、重要単語のリストアップなど勉強しやすい点が気に入っているのと、級ごとに分かれていて、何番までが何級なのかを知ることができ、対策の目安を立てやすいです。
練習問題ばかりやるのではなく、はやめに過去問題に手を出すのがおすすめです。
穴埋め問題等
穴埋め等の長文問題以外の対策でもこちらを使用しました。
問題のキーワードなどがわかるので、練習問題を解きつつ、よく出るキーワードなどを覚えてしまうのが良かったです。
また、同じような意味の文法もリストアップされているので、リストを簡単に覚えてしまうのがはやいかもしれません。
テキストを使わない勉強法
私は日ごろから韓国語を学習するうえで、テキストを使わない勉強がとても好きです。
TOPIKの試験対策期間にはあまりお勧めできませんが、TOPIK対策をしていないときや息抜きでぜひ取り入れてみていただきたいです。
・韓国人とカトクや電話
・韓国ドラマを見る
・YouTubeで韓国の番組を見る
・韓国人ユーチューバーの動画を見る
・KPOPを聴く
・独り言を話す
ネイティブと話すのは、難易度が高いという方はぜひYouTubeを見たり、ひとりごとを韓国語で言ってみてください。
テキストでは学べないことがたくさんあります。
合格するために大事なこと
対策するうえで重要だと思ったことは、こちらです。
✓単語帳をすべてだと思わないこと
→積極的に知らない単語を覚えていく必要がある
✓練習問題や解き方を覚えることに時間をかけるよりも、過去問に早めに手を付けて実際の難易度を知ること
→過去問は練習問題よりも難易度が高いことがあったり、よく出る単語があるので、過去問で傾向を掴む
今回6級に合格できましたが、もっと早くから過去問の単語を覚えたり、過去問に早くから手を付けていたらもっと高い点数を取ることができたんじゃないかなと思います。
おわり
わたしのTOPIK 対策が参考になりましたでしょうか。
難しい試験ですし、つらくなる時も挫折を感じるときもあるかもしれませんが、今回の記事を通して何か発見などがあったら良いなと思います。
有名で人気な韓国語教材「できる韓国語」を使用して授業を受けることができる韓国語オンラインでの学習もお勧めです。
独学に詰まった方はぜひ、こちらも参考にしてみてください。
コメント